「高校生の子どもに、そろそろカードの1枚くらい持たせてやりたい」
そう思って調べ始めたのに、出てくるのは「高校生でも作れる!」と煽る記事ばかりで、
肝心の「じゃあ、うちの子は本当に作れるの?」に誰も正面から答えてくれない。
そんなもどかしさを抱えてここにたどり着いた人が、たぶん多いと思う。
先に結論を言っておくよ。
高校生本人の名義でクレジットカードを作るのは、原則むずかしい。
でも「家族カード」という手なら、カード会社によっては高校生でも持てる。
しかも日常の買い物やネット決済が目的なら、そもそもクレカにこだわらなくていい選択肢もある。
ここを整理せずに「作れるカード」を探し回ると、時間だけ溶けていくんだ。
僕は日本とアメリカの二拠点で事業をやっている経営者で、クレカ歴は25年ほど。
カード会社の中の人でも審査担当でもないから「絶対に作れる」なんて無責任なことは言わない。
ただ、家族の決済をまとめて管理してきた立場と、子どもを海外に出す親としての目線から言えることがある。
この記事では「高校生でも作れる裏技」を煽るんじゃなく、
カード会社ごとの可否を正直に見せたうえで、”あなたの家庭の目的に合った1枚” を一緒に選んでいく。

読み終わる頃には、「わが家は何を、いつ用意すればいいか」がハッキリしているはずだ。
※本記事は2026年7月時点の一般的な情報整理です。
各カードの発行対象・年齢条件は変更されることがあるため、申し込み前に必ず各カード会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
そもそも高校生はクレジットカードを作れる?まず結論から


最初にいちばん大事なところを押さえておこう。
本人名義のクレジットカードは、原則「18歳以上(高校生を除く)」が申し込みの条件になっている。
つまり、高校に在学しているあいだは、たとえ18歳の誕生日を迎えていても、基本的には作れないカードがほとんどなんだ。
本人名義のクレカは「高校生を除く18歳以上」が基本
なぜ高校生が対象外なのか。
理由はシンプルで、クレジットカードが「後払い」の仕組みだからだ。
買い物をした代金を、いったんカード会社が立て替えて、あとでまとめて請求する。
だからカード会社は「ちゃんと支払える人か」という支払い能力の信用を見て発行する。
安定収入のない高校生は、その入り口でどうしても対象から外れやすい、というわけだ。
ここでよく出る質問がこれ。
「アルバイトで収入があるのに、なんで作れないの?」
気持ちはわかる。
でも、入会条件そのものが「高校生は不可」となっている以上、バイト収入の有無は関係ないんだ。
収入で覆せるルールじゃない、ということだね。
成人年齢が18歳になったのに、なぜ在学中は作れないのか
「2022年に成人年齢が18歳に下がったんだから、18歳なら作れるはずでは?」と思う人も多い。
ここは誤解しやすいから丁寧に説明するよ。
たしかに2022年4月の民法改正で、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた。
これによって18歳以上なら親の同意なしでクレカの契約ができるようにはなった。
でも、「高校在学中は申し込めない」というカード会社側のルールは、これとは別物で今も変わっていないんだ。
多くのカードで「高校生を除く」と明記されている。
高校3年生の途中で18歳になっても、卒業までは待つ必要がある、というのが実情だ。



え、18歳になったらすぐカード作れると思ってた!バイトもしてるし余裕っしょって。



そこ、みんな引っかかるところだよ。成人年齢が18歳になったのと、高校生が作れるかは別の話なんだ。在学中は「高校生を除く」でシャットアウトされる。バイト収入があっても、そもそも土俵に上がれないってわけだ。
例外もある(高専生・卒業年度など)
ただ、いくつか例外もあるから触れておく。
まず高等専門学校(高専)の4年生・5年生など、制度上「高校生」に該当しない学生は、18歳以上であれば本人名義のカードを作れる場合がある。
それと、卒業年度の高校生を対象にした「卒業前の申込枠」を用意しているカードもある。
この2つは記事の後半でもう一度詳しく触れるよ。
家族カードなら高校生でも作れる?ここが最大の誤解ポイント


本人名義がダメなら次の手が「家族カード」だ。
ここで多くの人が「家族カードなら高校生でもいけるでしょ」と思うんだけど、ここがいちばんの落とし穴。
結論から言うと、家族カードも「高校生を除く」としているカードが多数派で、なおかつカード会社によって対応が真逆に分かれるんだ。
そもそも家族カードとは(本会員の”追加カード”)
家族カードは、親などの本会員が契約しているクレジットカードに、追加で発行してもらうカードのこと。
発行の対象は、多くのカードで「生計を共にする配偶者・満18歳以上のお子さま(高校生を除く)・ご両親」と決められている。
ちなみに「生計を共にする」というのは、家計の財布が同じ状態を指す。
同居しているかどうかは関係ないから、進学で離れて暮らす子でも対象になる。
逆に、本会員の兄弟姉妹や祖父母は、たとえ一緒に暮らしていても対象外だ。
この線引きは覚えておくといい。
家族カードも「高校生を除く」が多数派という現実
さっきの発行対象をもう一度見てほしい。「満18歳以上のお子さま(高校生を除く)」
そう、家族カードでも高校生はカッコ書きで除かれているのが一般的なんだ。
だから「家族カードにすれば高校生でも必ず作れる」という思い込みで申し込むと、そのカードでは発行されなかった、ということが普通に起こる。
でもカード会社によっては高校生も対象になる
ここで朗報。全部がダメなわけじゃない。
一部のカード会社は、18歳以上なら高校生でも家族カードを発行対象にしている。
さらに、海外留学が目的なら15歳から持てる特例を用意しているところもある。
「どこなら出て、どこなら出ないか」
これを次のセクションで一覧にして正直に見せるよ。
ここが、この記事でいちばん持って帰ってほしいところだ。



つまり「家族カードだから高校生OK」じゃなくて、「そのカード会社が高校生を対象にしているかどうか」で決まるってことですね。



ことね、正解。そこを分かってるかどうかで、無駄な空振り申し込みをせずに済む。次で具体的なカード名を出していくよ。
高校生に家族カードを出せるカード会社と条件【一覧】


まずは全体像を表で見てもらうのが早い。
カード会社ごとに「高校生への家族カード」がどう扱われているかをまとめた。
ここで注目してほしいのは、「18歳以上なら高校生も可」のグループと、「海外留学限定で15〜18歳も可」のグループがあるということだ。
| カード会社 | 高校生への家族カード | 主な条件 |
| 楽天カード | ◯(18歳以上なら高校生も可) | 本カード1枚につき家族カード2枚まで/アカデミー等は対象外 |
| イオンカード | ◯(18歳以上なら高校生も可) | 生計を共にする18歳以上/18・19歳はキャッシング不可 |
| 三井住友カード | △(原則は高校生を除く/留学は15〜18歳) | 海外留学など渡航先利用は中学生を除く15〜18歳も可 |
| 三菱UFJニコス | △(原則は高校生を除く/留学は15歳〜) | 海外留学時のみ・海外利用限定・中学生以下は不可 |
| JALカード | △(留学・ホームステイで15〜18歳) | 中学生を除く・同意書・保護者を伴わない海外滞在 |
| 多くの一般カード | ✕(高校生を除く18歳以上) | 高校生は在学中は対象外 |
ここで見てほしいのは、右端の「主な条件」の方だよ。
同じ「◯」でも、楽天は「本カード1枚につき2枚まで」みたいな枚数制限があったりする。
数字の裏の条件まで見ないと、あとで「そういうことか」ってなるんだ。
楽天カード・イオンカード(18歳以上なら高校生も可)
楽天カードは、公式に「18歳以上のお子様(高校生も可)にも家族カードを作成いただけます」と案内している数少ないカードだ。
年会費は永年無料で、家族カードの利用分にもポイントが付く。
ただし注意点がある。
本カード1枚につき家族カードは2枚まで。
それと、学生専用の楽天カードアカデミーや楽天銀行カード、楽天ビジネスカードでは家族カードそのものが発行できない。
持たせたいなら「通常の楽天カード」が本会員である必要がある、というわけだ。
イオンカードも、生計を共にする満18歳以上が対象で、高校生であっても満18歳以上なら家族カードを申し込める。
スーパーでの日常使いが多い家庭とは相性がいい。
ただし、2022年4月以降の申し込み分について、18歳・19歳はキャッシング(現金の借り入れ)は利用できない。
買い物には使えるけど現金の借り入れはできない、という区別は理解しておこう。
「18歳以上なら高校生も可」のカードでも、対象になるのは満18歳を迎えている高校生だ。
まだ17歳以下の高校生は、これらのカードでも対象外。
年齢の下限は必ず確認しよう。
三井住友カード・三菱UFJニコス・JALカード(海外留学の特例)
この3社は、原則としては「高校生を除く満18歳以上」なんだけど、
海外留学・ホームステイが目的の場合に限り、中学生を除く15〜18歳の高校生にも家族カードを出す特例を用意している。
留学を控えている家庭にとっては、これがかなり心強い。
詳しい条件は次のセクションでまとめて解説するよ。
申し込み前に必ず「最新の発行対象」を公式で確認
ここまでの一覧は、あくまで2026年7月時点の一般的な情報だ。
カード会社の発行対象や年齢条件は、けっこう見直されることがある。
だから申し込む前に、対象カードの公式サイトかFAQで「家族カードの発行対象」を必ず自分の目で確認してほしい。
ここを飛ばして申し込むと、空振りの原因になる。


親が”本会員”として1枚持っておくなら、僕はこのあたりが手堅いと思う


家族カードは、そもそも親が「本会員」としてカードを持っていて初めて発行できる。
だから「まだ親のメインカードを決めていない」という家庭は、そこから整える必要がある。
年会費無料で持ちやすくて、海外留学の特例にも対応している。
そんな条件で親のメインカードを選ぶなら、僕がよく名前を挙げるのはこのあたりだ。
興味があれば見てみてくれ。
三井住友カード(NL)


| 年会費 | 永年無料 |
| 家族カード | 無料 |
| 還元率 | 基本0.5%(1pt=1円相当) ※対象コンビニ・飲食店で最大7%還元(スマホのタッチ決済など条件あり) |
| 電子マネー | iD/ApplePay/ Google Pay 対応 交通系IC |
| ETCカード | 初年度無料 年1回以上の利用で翌年度も無料(利用がない場合は税込550円) |
| 国際ブランド | Visa / Mastercard |
念のため補足しておくと、これはあくまで「親が本会員として持つメインカードの一例」だ。
このカードなら高校生の子に無条件で家族カードが出せる、という意味じゃない。
子どもへの家族カードの可否は、さっきの一覧と各社の最新条件で判断してくれ。
海外留学・ホームステイなら15歳から家族カードを持てる特例がある


子どもの海外留学を控えている家庭には、ここは特に読んでほしい。
前にも触れたとおり、三井住友カード・三菱UFJニコス・JALカードなどは、
海外留学・ホームステイ目的に限って、中学生を除く15〜18歳の高校生にも家族カードを発行する特例を設けている。
現地での支払い手段として、これはかなり現実的な選択肢だ。
対象年齢と「海外利用限定」という条件
まず対象年齢。カード会社によって「中学生を除く15歳以上18歳以下」など少しずつ違うから、そこは公式で確認してほしい。
そしていちばん見落としやすいのが「海外利用限定」という縛りだ。
三菱UFJニコスの例だと、この特例は「留学など海外滞在時の利用」が対象で、海外旅行(観光)・海外就労・日本国内での利用・インターネットサイトでの利用は対象外とされている。



「留学用に作ったカードを、帰国後の国内ネットショッピングで使う」みたいな使い方は想定されていない、ということだね。
同意書・発行期間・帰国後の退会に注意
手続き面でも押さえておくことがある。
この特例は所定の「同意書」など書類でのやり取りになることが多く、発行までに2〜3週間かかるケースもある。
留学の出発日から逆算して、早めに動くのが安全だ。
そしてもう一つ大事なのが帰国後の話。
JALカードなどでは、帰国した時点で18歳未満または高校生である場合、家族会員カードの退会手続きが必要になる。
「留学が終わったらそのまま使い続けられる」わけじゃない、という点は親子で共有しておこう。



留学用に作ったやつ、日本帰ってからもネット通販で使えばよくない?せっかくだしさ。



それがダメなんだ。あの特例は「海外での利用」が前提で、国内利用やネット利用は対象外にしてるカードが多い。帰国して高校生のままなら退会が必要な場合もある。あくまで留学期間中の非常用、くらいの位置づけで考えておくといいよ。
見落とし厳禁!家族カードの”仕組み”で知らないと損する4つのこと


「作れるかどうか」だけじゃなく、家族カードの仕組みも知っておいてほしい。
ここを分かっていないと、持たせたあとで「え、そうだったの」となる。
家族カードは独立したカードじゃなくて、あくまで本会員(親)にぶら下がる形で動く。
ポイントは4つだ。
支払いは親の口座・利用明細も親に見える(=バレる)
まずこれ。
家族カードで使った分は、本会員(親)の口座からまとめて引き落とされ、利用明細も本会員に届く。
つまり、子どもが「いつ・どこで・いくら使ったか」は親に見える。
「バレたくない」と思う子には向かないけど、保護者からすれば、使いすぎをすぐ把握できる=むしろ安心材料だ。
お金の管理を教える最初の一歩としては、けっこう良い教材になる。
利用限度額(与信枠)は親と共有
家族カードは、本会員のカードの利用可能枠(与信枠)の範囲内で使う。
子ども専用の独立した枠が新しく生まれるわけじゃない。
だから親がその月に大きな買い物をしていると、家族カード側で枠が足りなくなる、なんてこともある。
家族全体で1つの財布を分け合っているイメージだね。
年会費・ポイントの扱い
年会費は、無料のカードもあれば有料のカードもある(楽天カードの家族カードは永年無料、楽天ゴールド・プレミアムの家族カードは税込550円、など)。
貯まったポイントは本会員にまとめて合算されるのが一般的だ。
細かい条件はカードごとに違うから、気になる人は本会員カードの規約を確認しておこう。
- 月の利用上限(例:1万円まで)をあらかじめ決めておく
- 「何に使っていいか」の用途をすり合わせておく(部活・交通・ネット決済など)
- 月に一度、明細を一緒に見て振り返る時間を作る
家族カードが難しいなら?高校生でも持てる代替手段


ここまで読んで「うちのメインカードだと、子どもへの家族カードは無理そうだ」となった人も安心してほしい。
そもそも目的が「日常のキャッシュレス決済」なら、クレジットカードにこだわる必要はない。
高校生でも持てる、もっと手軽な手段がちゃんとある。
デビットカード(15歳〜・審査なし・即時払い)
いちばんの本命がこれ。
デビットカードは、原則15歳以上(中学生を除く)から作れて、審査がないのが大きい。
銀行口座に直結していて、使った瞬間にその場で口座から引き落とされる「即時払い」。
だから口座残高の範囲内でしか使えない=使いすぎようがない。
クレカの後払いが不安な家庭には、これがいちばん理にかなっている。
国際ブランド(VisaやJCB)が付いていれば、国内のお店はもちろん、ネットショッピングや海外でも使える。
高校生でも作りやすい主なデビットカードを、発行年齢の目安でまとめておく。
| デビットカード | 発行年齢の目安 | ひとこと |
| 三井住友銀行 Visaデビット | 15歳以上(中学生を除く) | 大手銀行・国際ブランド付きで使いやすい |
| ゆうちょ Visaデビット | 15歳以上(中学生を除く) | ゆうちょ口座があれば申し込みやすい |
| Sony Bank WALLET(ソニー銀行) | 15歳以上 | 海外利用にも強い多機能タイプ |
| GMOあおぞらネット銀行デビット | 15歳以上 | キャッシュバック機能あり |
| 楽天銀行デビットカード | 16歳以上 | ポイントが貯まりやすい |
ここで見てほしいのは年齢の欄だ。
多くが15歳(中学生を除く)から。楽天銀行のように16歳からのところもある。
自分の子(自分)の年齢が対象に入っているかを、まずここでチェックしてほしい。
なお、未成年の場合は保護者の同意や本人確認書類が求められることがあるから、それも各行の公式で確認しておこう。
プリペイドカード(年齢制限が緩い・チャージ式)
もう一つの選択肢がプリペイドカード。
こちらは前払い(チャージ式)で、あらかじめ入金した金額の範囲で使う。
年齢制限が緩い、あるいはないものが多く、審査もないのが特徴だ。
6歳から、12歳から、といったものもあって、クレカやデビットよりさらにハードルが低い。
「使う分だけチャージして渡す」という運用ができるから、お小遣い管理にも向いている。
ただし未成年の申し込みには保護者の同意が必要な場合があるから、その点は確認しておこう。
デビットとプリペイド、どっちを選ぶ?
迷ったときの目安はこうだ。
子ども名義の銀行口座で残高を管理させたいならデビット、使う分だけを親がチャージして渡したいならプリペイド。
どちらも「口座残高/チャージ残高の範囲内でしか使えない」から、後払いのクレカより安全側に倒せる。
初めてのキャッシュレスとしては、どちらも良い入り口だよ。



日常の買い物やネット決済が目的なら、無理にクレカや家族カードを探さなくても、デビットで十分ってことなんですね。



そういうこと。むしろ最初はデビットで「残高の範囲で使う」感覚を身につけた方が、あとでクレカを持ったときに失敗しにくいからね。
迷ったらこれ|高校生のカード「目的で選ぶ」5ステップ


ここまでの話を、実際に動ける順番に落とし込んでおく。
手段選びは「目的の切り分け」から始めると、迷わず一発で決まる。
上から順に自分の家庭に当てはめてみてくれ。
日常の買い物・ネット決済がしたいのか/海外留学で使うのか/将来に向けてクレヒス(信用履歴)を育てたいのか。
ここを決めると、選ぶ手段が自動的に絞られる。
審査なしで15歳から持てるデビットが本命。
使う分だけ渡したいならプリペイド。
クレカや家族カードを無理に探さなくていい。
親のメインカードが「高校生への家族カード」に対応しているか(楽天・イオンなど)を公式で確認。
対応していなければ、親のカードを見直すか代替手段へ。
三井住友カード・三菱UFJニコス・JALカードなどの特例(15〜18歳・海外利用限定・同意書・帰国時の退会)を確認。
出発日から逆算して早めに動く。
クレヒスを育てたいなら、卒業後(4月1日以降)に本人名義のカードへ。
卒業前の申込枠があるカードもある。
デビットで練習してから移行するのが安全だ。



順番はいつもこれだよ。「どのカードが作れる?」じゃなく「何のために持たせる?」から入る。ここさえブレなければ、わが家の答えは自然と決まるよ。
高校生のクレジットカード・家族カードでやりがちな7つの落とし穴


最後に、僕がよく見る「思い込みで動いて空振りするパターン」を7つ、対策とセットで置いておく。
ここを避けるだけで、無駄な申し込みや現地でのトラブルをかなり減らせる。
- 18歳になれば在学中でも本人名義クレカが作れると思い込む → 高校在学中は原則不可。卒業後が基本
- 家族カードなら高校生でも必ず作れると思い込む → 多くは「高校生を除く」。楽天・イオンなど一部が例外
- 留学特例を国内利用・観光・ネット利用で使おうとする → 海外利用限定のカードが多い
- 中学生に家族カードを作ろうとする → 原則対象外。留学特例でも中学生は除かれる
- 家族カードの利用は親にバレないと誤解する → 本会員(親)の明細に載る
- デビット・プリペイドもクレカと同じで審査があると誤解する → 原則審査なし。クレヒスも原則育たない
- 帰国後も留学特例カードをそのまま使えると思い込む → 帰国時に18歳未満/高校生なら退会が必要なカードも
高校卒業後に向けて|18歳・進学後の”最初の1枚”をどう選ぶか


今は高校生で作れなくても、卒業後を見据えて準備しておくと、いざというとき動きが速い。
「クレヒスを育てたい」「新生活で自分名義のカードが要る」という人向けに、最後に道筋を示しておく。
申し込めるのは高校卒業後(4月1日以降)が基本
本人名義のクレカを申し込めるのは、高校を卒業した後の4月1日以降が基本だ。
注意したいのは、卒業式が終わっても3月中はまだ「高校生扱い」になることが多いという点。
「卒業したからもう大丈夫」と3月に申し込んで、はじかれるパターンがある。
ただし、進学予定などの条件を満たせば卒業前(卒業年の1月以降など)から申し込める枠を用意しているカードもある。
新生活に間に合わせたい人は、そういう卒業前枠のあるカードを探すのも手だ。
最初の1枚は「年会費無料・若年層向け」から
初めての1枚は、背伸びしなくていい。
年会費無料で、若い世代向けのシンプルなカードから始めるのが鉄則だ。
いきなり高い年会費のカードを持っても、特典を使いこなせなければ年会費がただの負担になる。
これは、若い頃にステータスだけでプラチナを契約して、2年間ほとんど特典を使わずに年会費を払い続けた僕が言うんだから、信じてほしい。
まずは無料の1枚で「毎月ちゃんと使って、ちゃんと払う」を積み重ねる。
それがいちばん確実なクレヒスの育て方だよ。
高校を卒業して”最初の1枚”を選ぶなら、この辺りが無難だ。
年会費が無料で、若い世代の負担になりにくい。
気になったら中身を見てみてくれ。
JCBカード W (WEB入会限定/39歳まで)


| 年会費 | 永年無料 ※18歳〜39歳限定(入会後40歳以降も無料) |
| 家族カード | 永年無料 |
| 還元率 | 1.0%(1,000円=2ポイント=10円相当) ※JCBオリジナルシリーズパートナーで最大10.5% |
| 電子マネー | QUICPay Apple Pay / Google Pay 対応 |
| ETCカード | 年会費・発行手数料 永年無料 |
| 国際ブランド | JCB |
よくある質問(FAQ)
- 高校生でもアルバイト収入があれば本人名義のクレカを作れますか?
-
原則作れません。
多くのカードは入会条件を「高校生を除く18歳以上」としており、収入の有無に関わらず高校生は対象外です。
バイト収入では覆せないルールなので、卒業後の申し込みが基本になります。
- 中学生でも家族カードは作れますか?
-
原則作れません。
家族カードは多くが18歳以上を対象としており、海外留学の特例でも「中学生を除く15歳〜」とされているのが一般的です。
中学生のキャッシュレス手段としては、年齢制限の緩いプリペイドカードなどが選択肢になります。
- 家族カードを使うと親に何を買ったか分かりますか?
-
はい、分かります。
家族カードの利用分は本会員(親)の口座から引き落とされ、利用明細も本会員に届きます。
使いすぎをすぐ把握できるので、保護者にとってはむしろ安心材料。
お金の管理を教える教材としても向いています。
- 家族カードの年会費はかかりますか?
-
カードによります。
無料のものもあれば有料のものもあります(例:楽天カードの家族カードは永年無料、楽天ゴールド・プレミアムの家族カードは税込550円)。
本会員カードの規約で最新の条件を確認してください。
- 高校生がデビットカードを作るのに親の同意は必要ですか?
-
デビットカードは原則15歳以上(中学生を除く)から作れますが、未成年の場合は保護者の同意や本人確認書類が求められることがあります。
銀行によって扱いが異なるので、各行の公式サイトで確認しましょう。
- 卒業年度(高3の3月)なら在学中に申し込めますか?
-
基本は卒業後(4月1日以降)です。
3月中も高校生扱いになることが多いので注意が必要です。
ただし、進学予定などの条件を満たせば卒業前(卒業年の1月以降など)から申し込める枠を用意しているカードもあります。
まとめ|高校生のカードは「作れる裏技」より「目的に合った1枚」


長くなったから、最後に要点を整理しておく。
- 本人名義のクレカは原則「高校生を除く18歳以上」。在学中は基本作れない
- 家族カードも「高校生を除く」が多数派。ただし楽天・イオンは18歳以上なら高校生も可
- 海外留学・ホームステイなら、三井住友・三菱UFJニコス・JALなどの特例で15〜18歳も可(海外利用限定・帰国時の退会に注意)
- 日常のキャッシュレスが目的なら、審査なしで15歳から持てるデビットが本命。プリペイドという手もある
- 卒業後(4月1日以降)に本人名義の1枚を。まずは年会費無料のカードから
「高校生でも作れる裏技」なんてものは、正直ない。
あるのは「わが家の目的に合った、正規の手段」だけだ。
日常決済ならデビット、留学なら留学特例、将来のクレヒスなら卒業後の本人名義カード。
目的で切り分ければ、答えは必ず見つかる。
カード会社の条件は変わることがあるから、最後にもう一度言っておく。
申し込む前に、必ず各カード会社の公式サイトで最新の発行対象を確認してほしい。



大丈夫。焦って「作れるカード」を探し回る必要はないよ。目的さえハッキリすれば、高校生でも持てる手段はちゃんとある。まずはデビットの1枚から、お金と付き合う練習を始めてみな。それが、将来クレカを使いこなす一番の近道だ。
